本文へ移動

ベルト・コンベア装置

業界の合理化は作業のライン化で飛躍的に進歩しました。
食品、精密部品、金属機械、電子機器、さまざまな工場の中で今日もコンベヤー装置に乗ってラインは流れています。そしてその流れをよりスムーズにするために、大きな働きをしているのがメッシュベルト。
メッシュベルトはコンベヤー装置のかかせない一部として、産業界に広く貢献しています。当社は永年にわたって工業用乾燥炉、金属熱処理炉、ガラスレアー、食品加工ラインなど、使用条件や目的に応じたあらゆるタイプのメッシュベルトの設計制作に取り組み、各方面から信頼と実績を築いてきました。
豊富な経験から開発された当社のメッシュベルトは、材質、構造、すべてにご満足いただけます。生産工程の省力化と効率化に、ぜひお役立てください。

メッシュベルトの構造

当社のメッシュベルトは産業界の幅広いニーズにお応えできるようさまざまなタイプのベルトを設計すると同時に、同一タイプでも目合いに違いをもたせ製品の多様化をはかっています。

B type

右捲左捲交互の螺旋(スパイラル)を波型にクリンプ加工した力骨(ロッド)で連結したベルトです。このベルトは構造上、応力のバランスや引張強度に優れていますから、ベルト運行中に蛇行が発生した場合は自発的に修正し、ねじれ、歪みといったベルトの変形を防ぎます。また総合コストも低いので、現在このタイプのベルトが最も広い範囲で使用されています。

SS type

螺旋(スパイラル)に独特の角度をもたせ、交叉した螺旋の中央部分に直線式力骨(ロッド)を挿入して、張力に対する力学的強度を加えたベルトです。このタイプはベルトの伸びや巾の縮みが少ないので、高温・高張力といった条件下での使用に適しています。

DS type

SS typeの一種ですが、同一螺旋(スパイラル)が単一ではなく一対になっています。このためSS typeよりベルト面は目合がつまって滑らかです。いっぽうSS typeと同じく、交叉した螺旋の中央部を通る力骨はより高い引張強度を実現しています。

DB/DBCtype

二重に絡み合わせた同一巻方向の螺旋(スパイラル)を左右交互に力骨(ロッド)に通したて連結させたベルトです。直線式の力骨を使用したタイプは平面引張強度が強く、クリンプ加工の力骨を使用したタイプはバランス性に優れています。どちらもつねに安定した走行が維持できます。

G type

螺旋(スパイラル)のピッチを小さくし、左右交互の螺旋を直線の力骨(ロッド)で連結したベルトです。螺旋のピッチを小さくすることによって目合が小さくなり、ベルト面は滑らかに仕上がっています。したがって商品搬送中の損傷が最小限に抑えられ、安定した運行を保つことができます。

H type

螺旋(スパイラル)を絡み合わせるのではなく詰め合わせて、1螺旋に3~4本の直線式力骨(ロッド)を通して連結させたベルトです。この複雑な構造が最高の引張強度を実現し、最小の目合を可能にしました。また滑らかなベルト面は小さな精密部品や形の不安定な商品の搬送にも適しています。

S type

フェンスなどでよく見かける菱形金網のように、同じ方向の螺旋(スパイラル)だけで構成されているベルトです。力骨(ロッド)が挿入されていないため引張強度は弱く、運行中に歪みが生じる場合もあります。簡単な構造だけにコストは低くなっていますから、軽作業での使用には最適です。

特殊ベルト

フラットワイヤベルト

フラットバーを格子状に加工して直線の力骨(ロッド)を挿入し、力骨に蝶番のピンの働きをもたせた柔軟性のあるベルトです。このベルトは空間面積が大きいので、熱風・冷風の循環性、あるいは排水性に優れています。またスプロケット駆動の為、いつでもスムーズに運行します。

フラットフレックスベルト

チョコレート製造ラインの自動化の為に開発され、食品工業に多く使用されてきたベルトです。フレキシブルな構造ですから柔軟性があり、空間面積が最も大きいので、熱効率や通気性が良いのが特長です。また、スプロケット駆動の為、蛇行の心配はありません。

トンネルフリーザー用ベルト

冷凍食品のフリーザー設備に多く使用されているベルトです。ベルトタイプはBtype仕様でスプロケット駆動の為、安定した運行が望めます。

加工工程

1.材料のワイヤーをまっすぐに伸ばします。
2.種類に応じて形を作ります。
3.繋ぎ合わせ、溶接します。
4.完成
TOPへ戻る